【症例報告】変形性膝関節症の痛み改善に必要なのは

病院で変形性膝関節症と言われたら

今回ご紹介するのは、病院で変形性膝関節症と言われた症例です。

膝の変形の他に膝の痛みがあり、歩くのが辛いといった状態でした。

変形してしまったら、痛みも変わらないんじゃないか?と思いますよね。

 

 

よつ葉カイロプラクティックではこういった場合、どのように考えて施術していくのか?

実際の症例をご紹介しますので、あなたの参考にしてくださいね。

問診

50代 女性 栄養士

 

主訴:左膝の痛み

 

  • 2~3ヶ月前より左膝裏の痛みがひどくなってきた
  • 正座などの膝を曲げる動作や立つときに痛みがある
  • 長時間座るなど同じ姿勢をしていると固まって動かしづらい
  • 病院では3年ほど前に変形性膝関節症と言われている
  • 治療は、注射とリハビリをしていた

 

その他に、肩こりがある

 

〈既往歴〉

14年ほど前に、左膝内側半月板損傷

 

〈病歴〉

C型肝炎

糖尿病

検査

膝の状態

・左膝関節の可動域 (↓)

・左膝を90度まで曲げると痛み

・内側ハムストリングスの筋力 (↓)

・大腿四頭筋、内転筋群に筋力低下 (ー)

・ハムストリングの付着部に圧痛

・左のつま先が外側に向いている

 

その他の状態

・仙骨に可動制限

・大腰筋に圧痛

・左腰方形筋に圧痛

・頸部筋の緊張

・右起立筋の緊張

・頚椎と胸椎の可動制限

・頭蓋骨の硬さ

 

経過と内容

初回施術

内側ハムストリングスの筋力低下により膝の痛みが出ていると考えて施術

内側ハムストリングス、仙骨の可動制限を施術すると筋力低下がなくなり、膝も動かしやすくなった

その他にある緊張も調整して全体のバランスを整えて終了

 

2回目以降の経過

2回目来院時、自覚として大きく変化はないとのこと

施術後は楽だったが、もとに戻った感じ

検査をしてみると、内側ハムストリングスの筋力低下と仙骨の可動制限が戻っている。

内側ハムストリングスと仙骨を施術するとともに、前回行わなかった胸椎も施術し経過を見ることに

 

3回目来院時、痛みがちょっと良くなってきた。

いつもよりも固まる感じも少なくなっているとのこと。

ハムストリングスの筋力低下はなくなり、仙骨の動きもスムーズになってきている

 

6回目には、今までできなくなっていた小走りがちょっとできるようにまで改善

 

その後は経過に波があるものの、継続して施術することで膝の痛みと可動域も改善

現在も施術を継続している

 

コメント

初診時には膝の変形と痛みで、歩くこともつらく走れない状態でした

 

多くの方が、

変形がある = 痛み → 改善しない

と考えてしまいますよね。

 

確かに変形そのものを改善させることはできません。

しかし、痛みや関節の動く範囲を改善させることはできます

その結果、日常動作も改善していきます。

ということは、変形が痛みそのものの原因でないこともあります。

 

もちろん、変形があると使えていない筋肉の働きを改善させるのに時間がかかります

今回の症例のように、施術後は問題ないのに次に来たときに確認すると、また力が入らなくなっているということがあります。

繰り返し繰り返し行うことで、少しずつ身体の使い方も変わります。

そして、身体がうまく使えるようになれば、負担も減り痛みも改善していくでしょう。

 

うまく身体をつかえるようになって日常生活を楽にしたいとお考えでしたら、よつ葉カイロプラクティックにご相談ください

 

 

よつ葉カイロプラクティック