【症例報告】腰痛から始まったもも裏のしびれ

腰痛がひどくなって出てきた足のしびれは

今回ご紹介するのは、腰痛がひどくなって足の方へしびれが出てきたお話です

腰痛がひどくなって足へしびれがでてくると心配になりますよね?

 

腰の状態が足のしびれへ影響していることも多いですが、中にはそれだけでないこともあります

 

腰でなかったら、一体どこがしびれに影響しているのか?

あなたの参考にしてくださいね

 

 

 

問診

40代 男性 会社員

 

主訴:腰痛ともも裏のしびれ

 

  • 一週間まえから起床時に腰痛がある
  • 痛みの範囲が広がり、左右の腿裏がしびれてきている
  • 左のほうがしびれは強い
  • 朝、身体を起こすのが辛く時間がかかる

 

〈既往歴〉

ギックリ腰の経験がある

→ここ10年は起こっていない

 

〈病歴〉

特になし

 

〈その他〉

勤務地が遠い

検査

腰、足の状態

・腰部の可動域 (↓)
→屈曲と伸展で痛み

・下肢の感覚 (ー)

・下肢の筋力 (ー)

・下肢の反射 L4,S1 (+)

・SLR (ー)

・ケンプテスト (ー)

・左腸骨筋 筋力低下

・腸腰筋 緊張(↑)

・左梨状筋 緊張(↑)

・S2可動制限

 

その他の状態

・起立筋 緊張(↑)

・C4可動制限

・頭蓋骨の固さ

 

経過と内容

初回施術

梨状筋と仙骨による可動制限によって腰痛が出ていると考えた

下肢の反射が強く、神経系の働きも過剰になっているために下肢にしびれが出ていると推測

 

施術後は腰部の可動域も広がり、動作痛もなくなったので様子を見ることに

セルフケアとして、神経の緊張を落ち着かせるために深呼吸をしてもらうことにして終了

 

 

2回目以降の経過

2回目来院時、腿裏のしびれは感じなくなった。起床時の腰痛が楽になって以前よりもすぐに起きれるようなったとのこと

前回よりも体の状態が良いので、更に細かく調べていくと薄筋の筋力低下を確認

薄筋の調整のほか、全体の調整も行い終了

 

3回目、腰痛は座ってるときに気になるくらい

 

4回目、痛みではなく重さだけ。深呼吸するようになってからよく眠れるようになった

 

5回目、あまり気にならない

 

コメント

腰痛がひどくなって、ももの裏にまで症状が広がってくることがあります

腰や骨盤の状態が影響していることが多いですが、中にはそれ以外のものあります

今回のケースでは、腰や骨盤の他に神経の状態が影響していました

 

神経の状態が興奮していると、痛みを抑える働きが弱くなり普段なら感じない痛みやしびれなどが出てきます

 

興奮した神経を落ち着かせるためには、呼吸=酸素が重要です

セルフケアとして深呼吸をやってもらった結果、眠りも良くなったことからも神経が興奮状態にあったと言えますね

 

身体の状態には色んな要素が影響しています

よつ葉カイロプラクティックでは、何が大きく影響しているのかを見つけるために、身体の状態を様々な角度からみていきます

 

今の状態でなかなか変化が現れない場合はぜひご相談ください

改善につながるよう一緒に身体の状態を確認していきましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よつ葉カイロプラクティック