【症例報告】お尻と足へ広がる坐骨神経痛

でん部とスネに広がる坐骨神経痛

今回は、動作時にお尻と足のスネに痛みを感じる方のお話です。

坐骨神経痛と聞くと、お尻からももの裏、ふくらはぎ、足まで広がるようなしびれや痛みイメージですよね?

実は、来院された方の中にはそうでないケースもあります。

 

この症例の方はまさにそうで、ももの裏とふくらはぎには痛みがなくお尻とスネに痛みが出ていました。

こうした場合、お尻とスネの痛みは別の問題の可能性があります

検査で詳しく調べることが必要です。

 

一体どのように考えて施術をしていったのか?

あなたの参考にしてくださいね

 

 

問診

30代 男性 会社員(デスクワーク)

 

主訴:おしりと左すね外側の坐骨神経痛

 

  • 3ヶ月前に咳がひどく、そのせいかお尻に違和感が出てきた
  • 咳が落ち着いた後、違和感がある状態でスキーに行った
  • スキー後、お尻に痛みが出てきた
  • その後、スネの外側にも痛みが出るようになった
  • 同じ姿勢から動かすと痛みがでる

 

〈既往歴〉

今回の痛みで接骨院で施術を受けたがあまり改善しなかった

→ 当院へ通院している職場の方の紹介で来院

 

〈病歴〉

肋骨骨折

右足小指骨折

足首などの靭帯損傷

 

〈その他〉

冬のスポーツが痛みのせいで不完全燃焼だったので、来シーズンは完全燃焼したい

 

検査

腰の状態

・下肢の神経学検査 (ー)

・SLR(坐骨神経テスト) (ー)

・腰部屈曲、伸展で臀部、スネに痛み

・左大腰筋 筋力(↓)

・左ハムストリングス 筋力(↓)

・大腰筋、腸骨筋、ハムストリングス緊張

・左大殿筋緊張

・左仙結節靭帯緊張

・仙腸関節可動制限

・腰椎可動制限

 

その他の状態

・頸部伸筋群緊張

・起立筋緊張

・頚椎可動制限

 

経過と内容

初回施術

左大腰筋、左ハムストリングスの筋力低下により、臀筋が過剰に緊張して坐骨神経へ負荷をかけていると考え施術

大腰筋、ハムストリングスを施術したところ筋力低下はなくなり、臀筋の緊張も和らいだ

 

その後、大腰筋を使いやすくするために促通させると、動いたときの痛みはほとんどなくなった

セルフケアとして大腰筋のエクササイズを伝えて終了

 

2回目以降の経過

2回目来院時、痛みは残っているが前回よりも弱くなっている

大腰筋と内側ハムストリングスの筋力低下が残っているので調整

 

3回目、今日になるまで調子は良かった。今朝から痛みが少し強い

 

4回目、お尻とスネの痛みがある

 

6回目、痛みが少し落ち着いてきた

大腰筋、内側ハムストリングの筋力低下はないことを確認

坐骨神経とL5の調整を行うと、臀部とスネの痛みが減少

施術終了時には全く痛みがない状態になった

 

7回目、お尻、すねの痛みはあまりなく、すねの方にしびれを感じる

 

8回目、しびれも良くなっている感じ

 

9回目、痛みもしびれも軽くなっている

 

12回目、お尻は楽になり、足もほぼしびれない

 

 

 

 

 

コメント

最初に検査で見つかった問題を調整した結果、隠れていた問題が表面化してきました。

こうした場合、再度身体の状態を確認していく必要があります。

 

結果的に、この症例では腰椎5番の可動制限が大きく影響していました。

腰椎5番がうまく動かないことによって坐骨神経に負荷がかかりお尻とスネに痛みが出ていたと考えられます。

 

ここからわかることは、最初に見つかった問題が必ずしも症状に関連しているとは限らないということ

症状があるところ=悪い場所 となってしまいがちですが、「実は悪いのをかばっていただけだった」

なんてことがよくあります。

 

施術をしてどんな変化が出たのか?

検査で身体の状態を確認していくことが改善につながっていきます。

 

なかなか改善しない坐骨神経痛でお悩みでしたら、ぜひご相談ください。

一緒に身体の状態を確認して、改善の糸口を見つけていきましょう。

 

 

よつ葉カイロプラクティック